PDT治療体験記④ 子宮頸がん検診の大切さ&患者さんとのお話。
PDT治療当日、朝から注射を受けなければいけなかったので診察室の前で待っていると、横に座っていた女性に突然話しかけられました。
同じ年ぐらいだと思います。20代後半ぐらいかな?
「今日PDT治療なんですか?」と。
入院当日(前日)に上皮内癌だと突然知らされたので次の日になっても上の空状態だった私。
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「そうなんです・・・。」としか答えられないでいると、彼女から
「治療受けられてラッキーですね。きっと良くなりますよ!」と。
この状況でどこががラッキーなんだ。。。と思いながら彼女の話を聞いていると、なんと子宮頸がんで入院している方でした。
彼女の場合、子宮頸がんで結果が出たときには手遅れだったそうです。
子宮を全摘出し、治ったと思っていたのもつかの間、1年後再発したそう。
子宮頸がんは乳がんなどに比べるとまだ薬の種類が少なく、彼女の場合、薬をいくつか試したが効果がないようで、これからどうするか今ドクターと相談中とのことでした。
「私も頑張るから、頑張ってくださいね!大丈夫ですよ。」と、私を励まし、彼女は笑顔で去っていきました。
そして。。。彼女の話を聞いて、自分自身が恥ずかしくなりました。
どんな辛い状況でも頑張って前を向いて戦っている人がいるのに、私はずっと後ろばかり向いていたからです。
また、自分一人で戦っている、とばかり思っていましたが、他にも同じように戦っている人がいるんだ、自分も頑張ろう、頑張らなきゃ、と思いました。
もし、このブログを読んでいる方で同じように異形成や子宮頸がんなどと戦っている、悩んでいる人がいれば、コメントでもメッセージでもなんでも下さい。
一人じゃないです。一緒に戦いましょう!
そして、全然関係ないと思っている方も、しっかり検診へ行ってほしいです。
子宮頸がんは進行が他の癌より進行が遅いため、はやく見つけることができれば、治療法も選べます。
私の場合、2ヶ月で軽度異形成から上皮内癌になる異例のスピードでしたが、軽度異形成がわかっていたからこそ、上皮内癌の時点で食い止められました。
先生曰く、2年以内には真珠癌になっていただろう、と。そうすれば、PDT治療をけることはできず、子宮を温存するということは難しかっただろう、とのことでした。
私は現在20代です。若いからまだ大丈夫、と思っている方。私もそうでした。
海外に引っ越そうと計画をはじめ、念のため受けとくか、と深く考えずに検診へ行った結果がこれでした。
もし検診へ行っていなかったら。。。と思うと怖いです。子供を授かるどころか自分の命も危なかったかもしれない。
本当に今の時点でみつかってよかったです。確かに私はラッキーだなぁ、と。
家族や友達、恋人などで検診へ行ってない/行ったことがないという方がいれば、ぜひこのことをシェアして、検診へ行くようすすめてほしいです。
私からみなさんへのお願いでした。
子宮頸がん / 軽度異形成から2ヶ月で上皮内癌へ。
入院中に必要なものを購入し、
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入院前の検査へ行きました。
心電図をとったり、レントゲン、尿検査、血液検査など、簡単な検査を終えその日は終了。
そしてあっという間に入院日になりました。
朝10時には病院にくるよう言われ、スーツケースとリュックを背負い、朝のラッシュにまぎれながら、病院到着。
1日目は特にすることもなく、設備の説明や部屋の説明などを受けました。
この日からランチもディナーも病院食になります。1日目から天ぷらなど出たので、どんなに豪華な食事が毎日くるのかと思いきや、この日だけたまたまでした。笑
そして部屋でリラックスしていると、S先生が突然走ってきました。
前回のちゃんとした結果がでたとのこと。
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そしてその結果がまさかの・・・
「このタイミングでよかった!やっぱり中度異形成ではなかったよ。もう上皮内癌だった。よかったですね、このタイミングで治療が受けられて。」
この数ヶ月間何度か頭が真っ白になりましたが、この時ほどショックなことはありませんでした。
11月の時点で軽度異形成と診断され、12月で軽度異形成と中度異形成の混合だったのに、わずか2ヶ月で癌・・・?と。
もう何と言えばいいのか、何を考えればいいのか、本当に治るのか、再発の心配は今後ないのだろうか、といろんなことが頭をぐるぐる。
過去の診察が間違っていたのかそれとも進行したのか、毎回違うドクターだったので正直なところわかりません。
とりあえずこんなことってありえるんですか、とS先生に聞いてみると、「hpv16型ならありえるんだよ。恐ろしいウイルスだ。」とのことでした。
次の日の治療がどうこうよりも、最後の診断結果のほうがショックで、この日は何も考えられませんでした。
ただ、本当にこのタイミングで治療を受けられてよかったです。
もし検診に行かず気づいていなければ、あと2-3年以内には子宮全摘出はまぬがれなかっただろう、と。
ちょうど彼とも、あと2年ぐらいしたら子供がほしいね、なんて話をしていたところなので、検査に行かず今気づいていなかったら、妊活を始めたいというタイミングで癌が見つかり子供を諦めなければなかったと思います。
また、最悪の場合癌が子宮内に止まらず転移し、命すら危なかったかもしれません。
本当にこのタイミングで検査に行ってよかったなぁと思います。
PDT治療体験記③ 入院のために購入したもの
今日はPDT治療のため入院する前に購入したものをシェアしていこうと思います。
私の場合、入院が決まってから入院日まで1週間しかなかったので、それぞれのアイテムに対して全くこだわりませんでした!笑
ユニクロで買ったもの
-黒い上下のスェット
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/418576-64
-黒のサングラス
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/423879-08
-長めの黒いソックス(短いソックスだと、くるぶしなどに光が当たってしまう可能性があるため長めのものがいいとのことです。)
-黒いUVカットのトップス(黒いスウェット素材のパンツは持っていたので、替えの予備としてトップスを一枚購入)
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/426164
オンラインで買ったもの
-黒のネックウォーマー(首元に光が直接当たるのを防ぐためです。)
-黒のつばが7cm以上ある帽子
-黒のニーハイソックス(PDT治療の際、光防止+冷え対策のためにも膝をこえる長さのニーハイソックスを持ってくるよう言われました。)
hb.afl.rakuten.co.jp
-SPF50以上の日焼け止め3つ(毎日使うことになるため、自分の肌にあうものが必要です。入院前に購入し、自分の肌に合うかどうか試すことをおすすめします。)
-ブルーライトカットフィルム(持ち物リストの中に、遮光フィルムとあったので念のためこちらを買いました。ですが先生に確認したところ、画面を暗くするだけでもokとのことでした)
100均で買ったもの
-黒の手袋
-スマートフォン用タッチペン(PDT治療後はしばらくスマートフォンの画面を直接指で触ることも禁止されます)
レンタルしたもの
-ポケットwifi(2週間個室で過ごすことになるため、無制限のポケットwifiをレンタルしました)
ざっとこんな感じです。
ほかにも治療後に必要なナプキンや、普段の生活で使うもの(バスタオルやシャンプー、化粧水など)はすべて持っていきました。病院内に売店があるので、そちらでも購入は可能です。
入院当日は朝10時に病院へ到着しなければいけなかったので、朝のラッシュのことも考え、必要最低限のものを持って行き、あとは家族やパートナーに少しずつ持ってきてもらいました。